米ドル建ての保険商品(終身・養老)を考える【メリット・デメリット】
こんにちは
今回もお立ち寄りありがとうございます。
最近、よくきく保険の積立にドル建て終身保険やドル建て養老保険の話があります
主に、老後の積み立てや、教育資金対策なんかでも使われているようです。
ドル建て商品のいメリット・デメリットを考えてみましょう。
☆そもそもドル建て商品とはなに?
ドル建て商品とは、基本的には、保険料がドルで解約返戻金がドル、保障もドルで成り立っている保険です。
それを日本円に換算して、保険料を支払ったり、解約返戻金を受け取ったりします。
たとえば、ある人が、死亡保険金額15万ドルの米ドル建ての終身保険に加入して、毎月100ドルの保険料を支払うとします。この場合、被保険者が死亡すると受取人には15万ドルの死亡保険金が支払われます。中途解約をすると、契約者は所定の解約返戻金をドルで受け取ることができます。
このドルで受け取るお金をそのタイミングの為替レートで円に交換するということです。
みなさんが知っている保険が全てドルで成り立っているということです。
ドル建て保険が人気が出てきた考えられる大きな理由はやはりマイナス金利です。
日本円での積み立てが保険でも、銀行預金でも難しくなってしまった今、米ドルの金利の高さが魅力なようです。
その為、日本円で貯めるより外貨で貯める傾向になったようです。
ドル建て終身・養老のメリット
1、円建てよりも、金利が高い
2、予定利率が高いため保険料が割安になる
3、為替レート次第では保険料が安くなったり、受け取れるお金が高くなる。
1、円建てよりも、金利が高い
始めにお伝えしましたが、現在日本では、マイナス金利を実施しています。なのでほとんど金利がなくお金を預かるだけになっています。
しかし米ドルは、常時3%(日本は0.75)です。
利息がつくスピードがドルのほうが速いです。
2、予定利率が高いため保険料が割安になる
予定利率とは、保険契約者と約束する運用利回りです。予定利率はみなさんの毎月の保険料に大きな影響を与えます。
予定利率が高くなるほど、保険料は安くなっていきます。
なのでドルは金利が高いので、予定利率も高くなります。同じ保険内容であれば、ドル建ての保険のほうが割安です。
3、為替レート次第では保険料が安くなったり、受け取れるお金が高くなる。
ドル建ての終身・養老保険は為替レートに大きく影響いたします。
円高になれば、先月より保険料は安くなります
逆に円高になれば、死亡保険金や、解約返戻金は少なくなります。
ではデメリットはどうでしょう
ドル建て終身・養老のデメリット
1、為替レートの影響を受ける
ドル建て終身・養老のデメリットは主にこの「為替レート」です。
為替レートの影響を受けるということは、円高なら、毎月の保険料は安くなりますが、円安ならば、保険金は高くなります。
逆に円高ならば受け取れる保険金が少なくなります。円安なら、受け取れる保険金が増えます
なのでよくある、返戻率は大きくずれることになります。
1番大事なデメリットをお伝えしました。
メリットはたくさんありこの、デメリットを許容できるのであれば、ドル建ての保険は考えてもいい商品です。
今回も読んでいただきありありがとうございました。