iDeCo(個人型確定拠出年金)ってどうですか?
こんにちは。
今回もお立ち寄り頂きありがとうございます
今回はお客様から
「iDeCoをやったほうがいいよ。って、勧められたんだけど、実際はどう?」
と相談を頂きました。
idecoは、税制優遇もあり、注目される金融商品であるのは間違いありません
ではiDeCoとはどんなものでしょうか?
iDeCoとは?
確定拠出年金とは個人や企業が毎月一定額の掛け金を拠出して、将来の年金のために運用して積み立てを行う制度です。
iDeCoがなぜ個人型かというと、確定拠出年金ははじめ、企業から始まったからです。
企業はそれまでは確定給付年金というもので従業員の福利厚生として、将来の年金の積み立てを行っていました。確定給付年金なので、文字通り給付金額が確定していました。つまり60歳で定年退職するとO千万円受け取れます。という形です。
そうです!
お気づきかもしれませんが、いわゆる、退職金です。
ただ、確定給付年金は企業にとって、負担が重くなってきました。それは日本の金利状況が悪く、約束した給付金額に、到達できなくなってきたからです。
なので、アメリカで行われていた、確定拠出年金に移行する企業が増えてきました。
大きな企業にお勤めの方は分かると思いますが、ある日、従業員が集められ、会社から「確定拠出年金に変更になります。」と説明があったかと思います。
そして、確定拠出年金部分の掛け金が給料に上乗せされている方もいると思います。
その、確定拠出年金を自営業者や、個人事業主のような個人でも組めるようにしたのが、個人型確定拠出年金、iDeCoです。もちろん会社員の方も可能になりました。
iDeCoは、自己責任!
iDeCoは運用して将来の受け取り金額を増やすものです。
運用実績がよく、掛け金よりも大幅に増えることもありますが、逆に最低保障がありませんので運用が悪ければ、掛け金を下回ることもあります。
あくまでも自己責任で行います。
iDeCoのメリット
☆誰でも加入することができる。
☆5,000円から始めることができる
☆税制優遇が大きい
☆誰でも加入することができる。
iDeCoは誰でも加入することが可能です。
自営業者でも、会社員でも、はたまた公務員でも加入は可能です
そういう意味では、敷居の低い積み立て投資です。
☆5,000円から始めることができる
月々の積み立て金額が5,000円から始められます。また、1,000円単位で上乗せすることも可能です。
ただ、積立金には上限があります。
☆税制優遇が大きい
iDeCoの最大のメリットがこの税制優遇です。
この優遇があるから、iDeCoに加入してもいいと考えるほど大きいです。
1、掛け金での税制優遇
iDeCoは掛け金が100%所得控除になります。所得控除ということは、節税につながります。
会社員の方で年末調整しているなら、払った税金の一部が還ってきます。所得控除だということを含めれば5000円の掛け金が5000円以上のメリットを受けているということになります。
おそらく、個人が自分のために積み立てをする場合の掛け金が100%所得控除になるのはiDeCoだけだと思います。
銀行の定期預金や、証券会社の投資信託等では、所得控除にはならないですし、保険でも最高で年間12万円しか所得控除になりません。
この所得控除は大きいです。
2、受取時の税制優遇
iDeCoは受け取り方が、「年金受取」か「一時金受取」か「両方」かを選択できます。
年金受取なら「公的年金等控除」が受けれます。
「公的年金等控除」・・・65歳未満の場合70万円
65歳以上の場合120万円
この控除額の分は所得税がかからないのでメリットです
一時金受取なら「退職所得控除」が受けられます。
勤続年数20年以下・・・40万円X勤続年数
勤続年数20年超・・・・800万円+(勤続年数ー20年)X70万円
30歳から始めて60歳で受け取った場合
800万円+(30年ー20年)X70=1500万円
1500万円が税金がかからないお金ということになります。
これだけメリットがあれば、考えてもいいですよね。
ただ、注意してもらいたいこともあります
iDeCoの注意点
☆60歳までお金の引き出しができない
☆各種手数料がかかる
☆元本を下回る可能性がある
☆60歳までお金の引き出しができない
実はiDeCoは、60歳までは一切お金を引き出すことができません。
大きなお金の入用があったとき、ここにお金が貯まっているのに引き出しができないというもどかしさはあります。
逆に引き出せないから、60歳まで確実にお金を貯めていきます
☆各種手数料がかかる
iDeCoは加入時に2,777円、その後毎月167円の手数料が共通で発生します。そのほかに、口座管理費と0円から500円くらいかかります。これは、金融機関ごとで違ってきます。
口座管理費の安い金融機関で始めるのがよいですね。
☆元本を下回る可能性がある
運用実績によっては、元本を下回るような、場合もあります。
このように、デメリットは多少ありますが、メリットが大きいといえるかもしれません。
ここまでの税制優遇はちょっと見当たりません。
老後の資金は、徐々に自助努力で賄わなければならなくなってきています。
多少のリスクがあっても、iDeCoはおすすめです
そして、始めるなら口座管理費をしっかり確認してみてください。実際、ネットバンクでは、0円もあるようです。
今回もお読み頂きありがとうございます。
みなさんのお役に立っていれば幸いです。