保険ショップで変額保険の提案されました【ユニット・リンク】
こんにちは
いつもお立ち寄り頂きありがとうございます。
今回は、来店型の保険ショップで、「ユニット・リンクという保険を提案されました。
どうなんですか?」
という質問をいただきました。
ユニット・リンクとは、変額養老保険です。
ユニット・リンクの他に最近ではスマート・リンクという、変額養老保険もあります。
正直言いまして、ユニット・リンクのことは、いろいろなブログやサイト紹介されています。
が、
ほとんどがネガティブな意見です。
特に、投資信託や、株式等の投資系の情報の中ではボロカスに言われています。
なので、わたしは保険の立場で、投資の素人側でポジティブにいこうと思います。
【ユニット・リンクってどんな保険?】
ユニット・リンクとは、基本的には毎月定額の保険料を支払って、積み立てをする保険です。ただ、支払った保険料は特別勘定で株式や、債権などで運用していきます。
元本の保証がないので、満期を迎えたときや、途中で解約したときは、元本割れをする可能性があります。そこが、投資信託と似ていて、比較されることがたびたびあります。
ユニット・リンクも保険なので、積み立て中(保険料の支払い中)に万が一のことがあれば、死亡保険金が支払われます。
この死亡保険金は、契約時にきめた保険金(基本保険金額)、もしくは、積み立て金額のどちらか多い方が支払われます。
それでも、ユニット・リンクは他の保険に比べると、積み立てに特化している保険です。
【ユニット・リンクの運用の3原則】
1、分散投資
2、ドルコスト平均法
3、長期運用
です。
1、分散投資とは
お預かりした、保険料は、特別勘定という、普通の保険とは別の財布で預かって運用します。
運用は、様々な投資信託に入れるイメージです
一つだけでなく、細かく分けて繰り入れていきます。
まずは、日本だけでなく、世界中の投資信託や株、債権にいれます。そして、株式なら、1社だけでなく複数社に分けます。当然、業種も様々な業種に分けていきます。
こうして、分けていくと、1国が不況であっても、他の国があるので、損失が小さくなります。1社や1業種が悪くても他の会社や業種があるので、損失は小さくなります。
こうして、リスクを最小限に抑えていきます。
2、ドルコスト平均法
ドルコスト平均法とは時間分散のことです。大きなお金をまとめて預けるよりも毎月一定額を預けていく方が投資効率が上がります。
これは、一定額を預けることで、株価が安いときはたくさん買い、高いときは、少なく買うということです。
3、長期運用
ユニット・リンクの場合、契約期間は15年~30年以上になります。長期で運用することで、複利運用の成果が発揮されます。
なので、上がった、下がったと一喜一憂することなく続けることが大切です。
【ユニット・リンクでよく質問されること】
Q1 自分で運用するの?
A1 最初の運用方針はご自身で決めます。
「積極的に増やしていく」とか、「安全に増やしていく」「海外重視で」等する だけです。後は、保険会社と提携の投資会社が地道に頑張っていきます。
Q2、貯まっている積立金だけ運用方針を変えることできますか。
A2、もちろん変更可能です。保険期間の終盤になると、リスクをとらずにキープ
したくなる状況もあります。そのときは積立金を金融資産や債権に預けなおすといいです。
Q3、運用管理費等の経費がかかるみたいですけど。
A3、はい、かかります。詳しくはこちらです。
その他にも特別勘定の管理費や解約時には解約控除もかかります。
Q4、積立金の移転(スイッチング)の費用は?
A4 月に1回なら無料です。2回目以降は書面なら2300円、インターネットなら800円です。
【ユニット・リンクはこう考えよう!】
☆ユニット・リンクは老後の貯蓄目的に加入しよう。
ユニットリンクは、積み立てに特化している保険です。しかも複利運用なので、長ければ長いほど増えやすいのが特徴です。
無事に長生きして、老後にお金が使えるよう貯めていきましょう。また、変額保険の性質上、インフレに対応しています。現在より物価があがっても、ユニット・リンクは相応に増えていきます。
☆ユニットリンクの死亡保障は元本保障とは考えない!
よくユニット・リンクを扱う保険の営業マンや代理店の方は、元本保証はないけど死亡保障はあります。と死亡保障分が元本保証的に言いますが、違うと思いますよ。
元本保証はないんです。でも死亡保障はめちゃくちゃ重要です。
☆ユニット・リンクの死亡保障っている?
例えば、夫婦で無事に長生きできれば、ユニットリンクで、貯めたお金を有効に使えます。では、途中でご主人に万が一が起こったらどうしますか?
ご主人に万が一があっても、奥様には一人になっても老後は必ずやってきます。年金と遺族年金分でなんとかやっていけるかもしれません。なんとかです。ゆとりをもとうと思えば、貯めるしかないんです。子供がいて、独り親で子育て大変の中、自分の老後の貯蓄まで気が回るかと言われれば難しいと思います。なので、ユニット・リンクは死亡保障がついています。
多くの家庭では、ご主人の万が一に備えて、生活費のための死亡保障は組んでいると重いますが、老後のための死亡保障は考えていないと思います。
お金を貯めながら、死亡保障がつけれるのは、保険だけです。
☆ユニットリンクは満期後3つから選択!
ユニットリンクは無事に満期を迎えると、満期保険金を3つの方法で選択して受け取ります。
1つは一括受取です。まとまったお金をそのまま受け取ります。2つめは年金受取です
3つ目は終身保険へ移行です。
終身保険に移行することで、解約金を徐々に増やすことも可能ですし、自己整理資金としてお葬式代として確保することも可能です。普通に終身保険に加入するよりも安いはずです。
☆積み立て金の運用方針の変更をうまく使おう!
ユニットリンクで一番怖いのは、ずっと順調に増やしてきたのに、満期直前で大不況になって、積立金を減らしてしまう。ということです。
満期近くなったら、積立金を金融市場型や、債権型に変更しておきましょう。減るリスクを下げることができるはずです。
今は、マイナス金利で、勝手にお金が増えていく時代ではありません。
多少、リスクを背負ってお金を増やす時代です。
そういう意味では投資信託や株式に挑戦してもいいですね。ただ、投資の素人やリスクはなるべく抑えたい方はこのユニット・リンクから入るのもいいと思います。
ユニット・リンクを扱うには変額保険の取り扱いの資格が必要です。
確認しましょう。
【ユニット・リンクの運用の3原則】
が分からない募集人や説明しない募集人はやめておきましょう。
きちんとしたFPの方から説明受けるといいかもしれません。
今回も読んで頂きありがとうございました。