老後資金を生命保険で積み立てるにはどんな保険?
こんにちは
今回もお立ち寄り頂きありがとうございます。
今回は老後資金を生命保険で積み立てるにはどんな保険があるのかをお伝えします。
老後資金の積み立ては現役世代の重要な課題です。
なので生命保険以外にも、様々な金融商品や、制度があります。 今回は、生命保険について考えてみたいと思います。
多くの片が生命保険の見直しや、提案を受けたときに、老後の積み立てにと生命保険を勧められた事があると思います。
その生命保険がどんなものなのかここで確認できると思いますよ。
また、もっといい自分にあった保険種類も見つかるかもしれません。
ちなみに生命保険で積み立てをするメリット・デメリットはこちらを参考にしてください。
今回の目次です
1:終身保険
生命保険で積み立てをするとなると最初に思い浮かぶのが終身保険です。
終身保険は保険料払込期間まで保険料を払い、払込期間終了ご保険を解約して、解約返戻金を現金で受け取ることで、お金を積み立てていきます。
ただ、現在は、終身保険も金利状況もよくなく、なかなかお金がたまらない状況になっています。
しかも、保険料としてはずいぶん高くなります。
30歳男性で65歳払いにすると解約返戻率は94.4%です
そうです
元本割れが起こってしまうのが現状です。
終身保険で解約返戻率100%にするには、55歳で払込み、そのまま据え置いて65歳で解約すると100%を超えていきます。
終身保険は据え置くことが可能なので、据え置いてさらにお金を増やします。
ただ、やっぱり、効率は悪いかもしれません。
また、受け取る金額が固定なので、30年後のインフレには対応できず、インフレリスクがあります。
次はもう少し解約返戻率が上がるものです
2:低解約金型終身保険
こちらは前の終身保険の、解約返戻率をあげるために、考えられた終身保険です。
以前はこの低解約金型終身保険が、積み立て目的でよく扱われていましたし、保険料も安くなっていました。
この商品は前に伝えた終身保険の保険料払込期間中は解約返戻金を70%に抑えることで、払込後の解約返戻金を増やすという商品です。
ただ、現在は終身保険同様に金利状況がよくなく以前よりも積み立てしにくいかもしれません。
オリックス生命の『ライズ』で65歳払込した場合(解約は66歳)
30歳 男性 保険料 9,420円 解約返戻率 113.3%
40歳 保険料 14,010円 解約返戻率 105.6%
50歳 保険料 30,650円 解約返戻率 99.3%
になります。
若いうちに加入して長く積み立てできたほうが、解約返戻率はあがります。
こちらの低解約返戻金型終身保険も受け取り金額が固定されているので、インフレリスクがあります。
3:外貨建て商品
次は外貨建ての商品です
日本円では、金利状況も良くないため、アメリカドルやオーストラリアドルに注目が集まっています。
ドル建ての商品で有名なのが、メットライフ生命、ジブラルタ生命、マニュライフ生命
また、ドル建ての商品は終身保険と有期型の養老保険とがあります。
これらの通貨の金利は常時3%くらいあり、積み立てしていくと、大きく増やすことが可能になるため、積極的に販売されているようです。
【例】マニュライフ生命
65歳払込 ドル建て終身保険 66歳受取
30歳男性 保険料 92.50ドル 解約返戻率 135.3%
40歳 保険料 138.50ドル 解約返戻率 116.5%
50歳 保険料 240.00ドル 解約返戻率 101.3%
65歳 ジブラルタ生命 ドル建て低解約返戻金型終身
30歳男性 保険料 59.20ドル 解約返戻率 120.3%
40歳 保険料 96.85ドル 解約返戻率 111.2%
50歳 保険料 165.30ドル 解約返戻率 100.5%
に、なります。
低解約返戻金型よりも終身保険のほうがよさそうですね。
ドル建てなので、ドルに対しては、解約返戻率が非常に高いですが、円にすると、そのときの為替の影響を受けます。
なので、この返戻率よりも大きく悪くなることもありますし、逆にものすごく大きく増えることもあります。
そのリスクが許容できる方はぜひ検討してみてください。
ただ、やはり、為替の影響を受けますので円安が大きくなると毎月の保険料の負担が大きくなります。ご注意ください。
4:変額保険
変額保険は今まではリスクがあるのであまり注目されませんでしたが、最近の金利状況の悪さのため、注目されるようになってきました。
変額保険とは毎月の保険料は一定で、その保険料を投資信託のようなもので、運用してお金を増やしていきます。
そして、死亡保険を極力小さくして、なるべく、積み立てに回るようにしていきます。
ただこちらの商品は元本の保障がありません。
元本を割り込むというリスクの責任を契約者にしています。
なので、自己責任でお金を増やしていくことになります。
(実際に運用するのは保険会社です。契約者はどんな運用をするかの方針を決めます)
似ている金融商品だと今、流行りのidecoになりますね。
5:まとめ
老後の積み立ての提案をされている方はこのいずれかで提案されているはずです。
今だと、終身保険よりも外貨建てや変額保険での提案が圧倒的に多いはずです。
もし、終身保険で提案を受けているのならば、こういった、外貨建てや変額保険の提案もきいてみてください。
ただ、どちらも自己責任にはなりますけど。
老後の積み立ては早ければ早いほど返戻率もあがり、保険料も安くなるので、効率はあがります。
気づいた人から始めていきましょう。
今回もありがとうございました。
ぜひ参考にしてください