知ってたほうがいいかも!!保険のあれこれ

現役の保険代理店の営業が日々の活動で感じたこと、思ったことを書こうと思います。みなさんのお役に立てれば幸いです。

生命保険は誰から入ると安い?

こんにちは

いつもお立ち寄り頂きありがとうございます。

 

保険の疑問や、不満、知っておいた方がいいよ。というような

情報を、発信しています。

 

今回頂いた疑問は保険って、保険の代理店で、加入するより、保険会社の人から直接加入した方が安いですか?

 

と、いう質問がありました。

 

保険は使うか使わないわからない商品で、でも、万が一のことがあったら困るし、必要なんだよね。

できれば、安くしておきたい

 

というのが、消費者心理だと、思います。

 

代理店から加入すると、金額を上乗せされているんじゃないか。

手数料が含まれているんじゃないの?

保険会社なら直接だし、安いんじゃない?

やっぱり、窓口は人気だから安いんじゃない?

 

と思われている方が、けっこういることにきづきました。

 

結論からいいます!!

 

『保険はどのチャネルから加入しても同条件なら、保険料は同じ!!』

 

なぜでしょう。

その理由を説明しますね

 

☆ 通常の商品の場合

 

通常、皆さんが買い物する、日用品や電化製品、食料品の場合、みなさんの下に届くまでに様々な業者を介入して、値段が決まっています。

 

スーパーなら、市場で仕入れをしてきますから、仕入れ価格があり、そこから、スーパーの経費分や、利益分を上乗せしてスーパーでの価格が決まり、みなさんがその価格で購入しています。

家を建てるなら、材料費や人件費、設計費等から、住宅メーカーの利益分が乗っかってみなさんの購入代金になります。

 

なので、営業マンや、お店は、当然売上を高くするためにはこの乗っけた分を高くして売りたいというのはあります。

 

安くするには、この乗っけた分を下げるか、仕入れを抑えるかという努力になりますね。

 

また、携帯電話のショップのように代理店さんが様々な名目で売上につなげようとしているものもあります。

事務手数料だとか、頭金だとかですね。

正直言って、本来の携帯電話の購入には関係ない費用です。

 

これが通常の場合です

では保険の場合はどうでしょうか

 

☆保険の掛け金の仕組み

保険の掛け金も通常の商品と同じで原価から経費や保険会社の利益が乗っけられてみなさんの掛け金になっています。

 

原価にあたるものが、純保険料と言われるものです。純保険料は、生命保険という金融商品を成立させるために平均余命表を使ったりで難しい計算から成り立っています。

 

この純保険料に、販売経費や、管理費が上乗せされます。この上乗せ部分を付加保険料といいます。

 

この付加保険料の中には、代理店や募集人への手数料も含まれています。

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純保険料という仕入れ額は、どの保険会社でも同じです。保険会社ごとに保険料が違うのは付加保険料の違いです

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こうして、保険の掛け金が決まっています。

 

 

☆公平性の原則

 

保険には公平性の原則というものがあります。

これは保険という金融商品を成り立たせるためには必要なんです

同じ年齢で同じ内容なのに、あの人は安く、あの人は高いでは、保険が成り立ちません。

このルールは実はとても厳しく適用されています。

この原則によって、保険の掛け金は

・値引き・割引の禁止

・過度なプレゼント等も禁止

 

しています。これを特別利益の提供の禁止と言って、保険業法に記されています。

 

まとめ【保険はどのチャネルから加入しても同じ】

保険って、保険の代理店で、加入するより、保険会社の人から直接加入した方が安いですか?

 

という質問には、どのチャネルから加入しても掛け金はまったく変わりません。

保険会社の営業マンや、生保レディ、代理店、保険ショップ、銀行どれでも全て同じなんです。

 

それは、公平性の原則があるからです。

 

少しでも他の人より差をつけたいと、あれこれサービスする保険の募集人もいるかと思いますが、それは、それは保険業法に抵触している可能性が高いです。

 

あれこれサービスする募集人は、いずれ退場になります。

 

こういう提案をする募集人とは一線をひきましょう。

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。