知ってたほうがいいかも!!保険のあれこれ

現役の保険代理店の営業が日々の活動で感じたこと、思ったことを書こうと思います。みなさんのお役に立てれば幸いです。

かんぽ生命の不適切販売、不正について思うこと。

 

 

こんにちは

 

お立ち寄り頂きありがとうございます。

 

最近、保険業界では、大きくてネガティブなニュースが世間を騒がせています。

 

「かんぽ生命の不適切販売」です。

 

最近、わたしもブログを更新していませんでしたが、さすがに、この問題はまずいです!

 

保険を取り扱うものとしては、正直迷惑な話です。

 

かんぽ生命の商品についてはとりあえずおいておきますが、こんな騙すような販売は絶対許せないです。

 

かんぽ生命は契約者の方も多いです。

特に年配の方には郵便局の保険はいいという、過去を引きずった常識もあります。

 

なので、

「子共の学資保険はかんぽ生命でかけている」

「親に勧められたからかんぽ生命で保険入っている」

 

という方には、わたしはどうだろうと思われると思います。

 

なので今回はかんぽ生命の何が悪かったのかをはっきりさせたいと思います。

また、同様のことは民間の保険会社や代理店でも起こりうることです。

なので、見直しの際の注意点としてもとても重要なので解説していきます。

 

かんぽ生命で現在問題になっているのは

「不適切販売」で「契約者には不利益な販売」です

具体的には

不適切販売とは

 

 1、保険料の二重払い

2、無保険期間がある

3、告知義務違反

4、保険料の増加

の、4つです。

 

なぜこのようなことが起こるかといえば、一言でいえばノルマです。

要するに成績しか見てないからですね。

 

実はこのノルマの話は以前の記事で指摘していました。

合わせてご覧ください

 

ryusei-affi.hatenablog.com

 

そして、成績を出す、ノルマを達成するには、契約を頂くしかありません。

手っ取り早く契約を頂くには、現在契約中の方から、新たに契約してもらうことです。

この、契約中の保険から新しい保険に入り直すことを乗り換え契約と言います。

そこで起こっている問題のようです。

 

 

詳しく見てみると

1、保険料の二重払い

営業職員が成績を出すには、とにもかくにも契約を頂くしかありません。

そこで現契約者から追加の契約を頂くか、乗り換えて頂くということになります。

追加の契約なら問題はさほどないですが、乗り換えて頂く場合は、営業職員としては問題が起こります。

問題と言うのは、成績上です。

というのも、解約して、新しい契約に乗り換えた場合、新しい契約としての成績にはなりません。

わたしたちはこれを乗り換え規定と呼んでます。

 

かんぽ生命では新しい契約の契約前3ヶ月間、契約後6ヶ月間の現契約はの解約は乗り換えにあたります。なので、少なくとも契約後6ヶ月は現契約の解約をせず、現契約と新契約の2つの保険料を払っているということです。

 

こうすることで、営業職員は成績アップさせています。

 

2、無保険期間がある

この無保険期間とは保険に加入してない時期があるということです。契約者の意図ではなく営業職員の成績のためです。

先ほどのかんぽ生命の乗り換え規定にもありましたが、乗り換え規定に抵触すると、新契約は成績にはなりません。

かと、言って、契約者から6ヶ月間、2重の保険料は払いたくないと言われた営業職員は次なる手を考えました。

それは、一旦現契約を解約して、3ヶ月後に新しい保険に加入してもらおうと言うことです。

この3ヶ月間が無保険期間です。

 

これは、保険を扱う者であれば絶対やってはいけないことです!!!!

 

なぜか、

それは、次の保険を契約するときに保険に加入できなかったら、ずっーーーーと

無保険になる可能性があるからです。

 

 

おそらく、契約者も営業職員からお願いされて、次の保険に加入するから、一旦解約してもいいかと思って軽い気持ちで解約しているでしょうが、次の保険に加入できる保証はありません。

 

生命保険は、契約時に、告知書で、病歴や体況をきかれ、審査されます。

以前に大きな病気をした、入院したことがあるなどがあれば、保険の加入は断られることがあります

 

実際に新しい保険に加入できなかった契約が1万5800件あるようです。

 

基本は新しい契約に加入できたら現契約を解約する

 

3、告知義務違反

新しい契約をする際には、健康上の審査を行います。

もし、健康上なにか問題があれば、保険には加入できません。

それでは、困る方が多いはずです。

加えて、先ほどお伝えしたとおり、先に解約してしまった場合、なんとしても保険に加入しなきゃとなります。

 

そこで、健康上の告知に報告しないという選択をすることになります。

これは、バレないと思われがちですが、バレたら契約解除です。

 

実際今回のかんぽ生命では3100件が契約解除になっています。

 

健康告知についてはこちらをご覧ください

 

ryusei-affi.hatenablog.com

 

 

4、保険料の増加

生命保険の保険料の計算には、契約時の年齢が大きく影響されます。

当然10年前の契約よりも、10年後は年齢が10歳進んでいますので、同じ保険内容でも保険料は大きく変わってきます。

 

それだけで、もう不利益なんです。

 

かんぽ生命だけじゃない!

 

これらの不適切販売はかんぽ生命だけで起こっているわけではありませんし、かんぽ生命の営業職員全員が起こしているとも思えません。

どの民間の保険会社、銀行でも起こりえます。

会社員であれば、ノルマや成績はどうしてもついて回ってきます。

代理店でも正社員で働いていればノルマはあります。

 

 

お客様のために、よい提案をしたとしても、上司からもっと成績が上がる商品を売って来い!なんて叱責もあるかもしれません。

 

変な解約や、乗り換えの話には十分話をきいてください。

不適切販売はすなわち、契約者の不利益になる可能性があります。

また、今回のような不適切な販売でなくても、提案内容が不合理なものなんかもあります。

セカンドオピニオンとして第三者の意見を聞くことも必要ですね。

 

 

保険の相談は誰にしたらよい?

もし、今かんぽ生命に加入していて、不安を感じている方。

もしかしたら、かんぽ生命で告知義務違反をしてしまっている方

 

また、かんぽ生命ではないけれど、現在加入中の保険に不安や不満、不信や疑問がある方。

なんとなく、今の保険や共済で大丈夫かなと思っている方

 

は、どんな人に相談したらよいのでしょうか。

 

できれば、ノルマや成績に追われて営業職の方がいいですね。

 

だけど、保険会社や郵便局、銀行の人では会社員なので、大なり小なりノルマに追われています。

 

そこで、考えられえるのが独立系のFPです。

独立系のFPは、個人で仕事をしているので、上司や会社から、成績について言われることもありません。

また、複数の保険会社を扱っているので、それぞれにあった、商品が選べるし、現在の保険の内容も理解できています。

 

これからのお金の流れを把握できる、ライフプラン表も作成してくれます。

 

独立系FPは、変なうわさや、ネガティブな評価をされると、廃業になりますので、お客様重視の活動をしています。

 

なので独立系のFPに相談がよいです。

 

しかし、独立系のFPはどこにいけば会えるのでしょうか。

わかりやすくはいないものですし、紹介だけで回っている方もいます。

 

そこで、こちらで質の高いFPを紹介していただくことを提案します。

 ・しつこい勧誘もありません。

・相談したからと言って、保険に加入しなくてはならないということもありません。

 きちんと断れば大丈夫です。

・近くのファミレスやカフェまできてくれます。

・保険以外の話もきいてくれます。

コンサルティング方針(保険業法301条)がしっかり掲示してあります。

 

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