保険料が上がっちゃうって・・・どういうこと?
こんにちは
お立ち寄り頂きありがとうございます。
前回は3つの保険についてお話しましたが、今回も保険の基本的なお話ができればと思います。
それは保険料の払い方・保険期間についてです。
実はこの保険料については、ほんとによく質問いただきます。質問というより相談・悩みですね。
どんなことかというと
「今度保険料が上がるって通知が来たんだけど、どういうこと?」
や
「保険料が上がるらしくて払えないんですけど、見直したほうがいいですよね」
これ、本当に多いです。
今回は知らず知らずに加入したばかりに、後々困ったことになる典型なので、把握
しておくといいかもしれません。
ちなみに、保険料の支払い方といっても、月払い、年払いて、ことではありません。
口座振替にするかクレジットカード払いにするかということでもありません。
もっと、保険の仕組みの部分の話です。
ではいきます!!
また条件を揃えますね
30歳男性が80歳まで入院したら1日5,000円という入院の保険に加入するとします。
その場合の月々の保険料です。
①全期方全期払い
3,325円
②全期型短期払い
4,470円
③更新型
1,660円
さて、みなさんなら入院したら1日5,000円受け取れる保険に加入するとしたら
①・②・③どれにしますか。
多くの人はおそらく③の更新型を選ぶと思います。
一番安いですからね。
同じ内容でも保険料に違いがでるのはなぜでしょうか。
それは保険期間に関るかもしれません。
①全期型全期払い
この払い方は30歳から80歳まで入院の保険を組みますのでその保険期間の間ずっと
払っていくということです。
つまり3,325円を保険期間の全期間(50年間)毎月払っていきます。
50年間の合計金額は・・・
3,225円X12ヶ月X50年=1,995,000円です
②全期型短期払い
この払い方①全期型全期払いと同じなんですが、さすがに60歳を過ぎて、年金生活になるのに払っていけないよって考える方向けです。
30歳から80歳までの入院保険を60歳までに払い終えてしまおうってことです。
60歳までに全て払い終えて、60歳以降は保険料を払わずに続けていくことができます。
「よく、そんなことできるの?」
と、きかれますが、できます!!
この場合の保険料は月々4,470円で3つ中では一番高いです。
では、合計の支払額はどうでしょう。
4,470円X12ヶ月X30年=1,609,200円です。
全期払いより安くなりました。
③更新型
実はこの払い方をしている契約が一番多いです。
30歳から80歳まで入院の保険に加入するんですが、10年ごとに更新していきます。
30歳から40歳までは1,660円です。40歳になると保険が終了してしまいます。それでは困るので更新します。更新するときは更新時の年齢での保険料になります。
40歳から50歳では保険料が2,060円です。また、保険が終了するので更新します
50歳から60歳では保険料は3,060円です。これを80歳まで繰り返します。
60歳から70歳では5,530円
70歳から80歳では10,280円です。
30歳時では一番安かったですが、70歳では、一番高くなります。
支払いの合計はどうでしょうか。
(1,660円+2,060円+3,060円+5,530円+10,280円)X12ヶ月X10年=2,710,800円です。
3つの中で合計金額が一番高くなってしまいました。
ではこれだけの情報があったらどの払い方、保険期間の組み方を選択するでしょうか。
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もしかしたら、更新型は選択しないかもしれないですよね。
同じ保険でも続け方によって、支払い総額が大きくことなってきます。
この保険の組み方は契約者が契約の段階で選択できるものです。担当者任せにしていると知らず知らずに自分の思ってもいない組み方になっているかもしれません
生命保険の提案を受けたときは契約時の保険料だけでなく、保険期間(何年で終わるのか)、保険料は上がらないかをしっかりと確認してください。
生命保険は目先の入り口にどうしても目がいきがちですが、長く加入するかもしれないからこそ出口や終りを気にしてみてください。
今回も読んでいただきありがとうございました。
少しでもお役に立てたなら幸いです。