生協の共済と保険の生命保障の違いを考えてみた
こんにちは
いつもお立ち寄り頂きありがとうございます。
今回は生協の共済にご加入中の方の見直しの依頼です。
夫婦と子供さん2人のご家庭ですが、ご主人のご兄弟が生協にお勤めのため、独身の頃から生協のCOOP共済にご加入でしたが、よく分からないし、このままでいいのかという奥様の不安があったようです。
COOP共済に入っているから大丈夫だと思われている方も多いでしょうし、COOP共済に加入しているから、保険会社の保険なんて気にしたことないとい方も多いです。
もしかしたら、保険会社の保険は高いと思われているかもしれません。
なので今回はCOOP共済と保険の違いを考えてみました。
COOP共済とは
COOP共済は生協の組合員同士の助け合いが基本となっています。なのでCOOP共済に加入するということは生協の組合員になることです。
COOP共済の商品は
COOP共済「たすけあい」
こちらの商品はいわゆるパッケージ化した商品です
全部で4つの種類があり
ジュニア20コース
女性コース
医療コース
ベーシックコース
ちなみにベーシックコースの保障内容
R3000円コース | R4000円コース | |
月掛金 | 3000円 | 4000円 |
病気入院・事故(ケガ)入院(1日目から184日分) | 日額 5000円 | 日額 7000円 |
手術 | 3・6・12万円 | 5・10・20万円 |
長期入院(270日連続入院) | 30万円 | 42万円 |
事故後遺障害 | 4~100万円 | 8~200万円 |
病気死亡・重度障害 | 300万円 | 400万円 |
事故死亡・事故重度障害 | 400万円 | 600万円 |
家族死亡・家族重度障害 | 1・2・5万円 | 1・2・5万円 |
住宅災害(火災等・風水害等) | 3・15・30万円 | 3・15・30万円 |
このタイプの共済は保険ではない商品です。独身のうちはこれでも十分だと思いますが、ご家族がいる方には向かない商品です。
COOP共済の死亡保障
「あいぷらす」
18歳から60歳まで加入可能
保険期間10年
10年後は更新、更新後の保険料は上がります。
保険金額は最高で3,000万円です
保険商品でいうと、「10年定期保険」ということになります。
仮に30歳から60歳まで3,000万円この商品を掛けていくと保険料はどうなるか
30歳から39歳・・・3,000円/月
40歳から49歳・・・7,500円/月
50歳から59歳・・・15,900円/月
30年間で3,168,000円です
になります。10年毎に1000万円ずつ保険金額を減らすと
30歳から39歳(3000万円)・・・3,000円/月
40歳から49歳(2000万円)・・・5,000円/月
50歳から59歳(1000万円)・・・5,500円/月
30年間で1,620,000円です
M保険会社で30歳から60歳まで3,000万円の「10年定期保険」を掛けていくと保険料はどうなるか
30歳から39歳・・・5,940円/月
40歳から49歳・・・9,720円/月
50歳から59歳・・・19,200円/月
です。保険をかけたほうがやっぱり高いですね。
しかし、
30歳から60歳まで「30年定期保険」をかけるとどうなるか
30歳から60歳・・・10,590円
です
総額は10590X12X30=3,812,400円です。
これでも高いのでCOOP共済はやっぱり安いですね。
ではたばこを吸わない非喫煙者で、M社の条件にあう優良体の方が30年間3000万円の保険を掛けていたらどうでしょう
30歳から60歳まで・・・4,740円
30年間では1,706,400円です
ずいぶん安くなります。COOP共済の10年ごとに保険金を減らしていくプランにちかくなりました。
当然、この保険会社の非喫煙者優良体で10年ごとに保険金を下げていけばさらに安くなります。
さらに収入保障保険なら、月10万円の保障を30歳から60歳でかけても
2,380円/月
です。
ここまでくると、保険会社のほうが安いですね
年齢 | COOP(10年更新) | M保険(30年定期) | M保険(収入保障) |
30歳 | 3,000円 | 4,740円 | 2,380円 |
40歳 | 5,000円 |
4,740円 |
2,380円 |
50歳 | 5,500円 | 4,740円 | 2,380円 |
次に終身保険を見てみましょう
COOP共済には
「ずっとあい 終身生命」
という商品があります
0歳から70歳まで加入できます。
解約返戻金もあります。
保険会社の終身保険と同じですね。
では保険料はどうでしょう。
300万円の終身生命を65歳まで払うとします
30歳・・・5,700円
40歳・・・5,850円
50歳・・・8,130円
です
保険会社はどうでしょう。M保険会社の場合
30歳・・・5,615円
40歳・・・8,222円
50歳・・・14,615円
です
年齢 | COOP(終身生命) | M保険(終身保険) |
30歳 | 5,700円 | 5,615円 |
40歳 | 5,850円 | 8,222円 |
50歳 | 8,130円 | 14,615円 |
これは、断然COOP共済が安いです。
解約返戻金を考えず保障の部分で考えれば、COOP共済がコスパはいいようです。
やはり保険会社は金融商品なので、金利状況等の受けるため、現在では高くなってしまいます。
まとめ!
死亡保障の定期保険は保険会社のほうが割引の種類も多く、保険種類(保険期間等)の選択の幅が広いので、意外と保険会社のほうが安くて、保障内容がよかったりします。
逆に、終身保険は金利等の影響を受けにくいCOOP共済のほうが安い結果になります。
なのでうまく共済と保険を組み合わせるといいかもしれませんし、COOPの生命共済だけ残して、定期の部分だけ見直すというのも考えられますね。
そして、独身時期はCOOP共済もいいです。しかし、家族が出来たら、見直すことも考えるべきです。
COOP共済に加入中の方で気になる方は,
どんな人に相談したらよいのでしょうか。
できれば、ノルマや成績に追われてなくて、中立な立場で自分のことを考えてくれる方がいいですよね。
だけど、保険会社や郵便局、銀行の人では会社員なので、大なり小なりノルマに追われています。
そこで、考えられえるのが独立系のFPです。
独立系のFPは、個人で仕事をしているので、上司や会社から、成績について言われることもありません。
また、複数の保険会社を扱っているので、それぞれにあった、商品が選べるし、現在の保険の内容も理解できています。
これからのお金の流れを把握できる、ライフプラン表も作成してくれます。
住宅ローンや、資産形成の相談もできます。
独立系FPは、変なうわさや、ネガティブな評価をされると、お客様が減って廃業になりますので、お客様重視の活動をしています。
なので独立系のFPに相談がよいです。
しかし、独立系のFPはどこにいけば会えるのでしょうか。
税理士や弁護士のようにわかりやすくはいないものですし、紹介だけでお客様へ訪問している方もいます。
「知る人は知る」的な存在です。
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今回もお読み頂きありがとうございました。