知ってたほうがいいかも!!保険のあれこれ

現役の保険代理店の営業が日々の活動で感じたこと、思ったことを書こうと思います。みなさんのお役に立てれば幸いです。

郵便局で変額保険を勧められました

 

 

こんにちは

 

今回もお立ち寄り頂きありがとうございます。

 

今回は、最近お客様から頂いた質問です

 

「郵便局に行ったら変額保険なるものを勧められました。

元本保証みたいですけどどうですか?」

 

と、いう質問でした

https://www.post.japanpost.jp/insurance/variablepension/

 

銀行窓販が解禁されてから、銀行で保険を扱うようになりましたが、最近のマイナス金利の影響か、銀行の収益を上げるため、積極的に保険販売を行っているようです。

もちろん収益を上げるには保険会社からの手数料ということになります。

 

郵便局でも同じですね

郵便局、とりわけ、ゆうちょ銀行はその傾向があるのかもしれません。

 

郵便局で扱っている変額保険は、大きく見ると、日本円建ての変額年金と外貨建ての変額年金があります。

 

 
この保険はまとまったお金を保険会社に預かってもらって、特別勘定で運用するものです
特別勘定とは普通の保険商品とは別で運用用の財布ということです
 
この入金した、まとまったお金を基本年金原資にするというもので、70%を定額、30%を変額で運用します。
 
日本円建てなら定額部分は債権で運用するので減るリスクは少ないですが、大きく増えることはないです。
目標を達成するには変額部分で大きく増やすことになりますが、それを株式や債券で運用します。
 
ここが投信に近いですね。ただ、30%分の元本を割る可能性があります。
 
あと、目標設定をします。元本から105%や110%、120%というふうに、運用実績がよく、目標金額に達すると、全て定額になります。
 
そこで、解約して現金化すれば、増やして現金を受け取ることができます
 
そして目標を達成せず、そのまま20年たち、20年後は年金支払いが開始するときには、基本年金原資を元に年金額がきまりますので、そういう意味で元本保証ということです。
 
逆に言うと、目標達成すれば、20年待たなくても現金化できますが、目標達成しなければ、20年待たないと、元本で現金化できません。
途中で解約なら、その時点での積立金額ですし、解約の経費がかかります(解約控除)そうなれば元本を下回ります。
 
 
外貨建ては、同じ内容ですが、そもそも、元本保証は外貨に対してです
すべて、外貨なので入金時、出金時には為替リスクがつきます。円安、円高で受け取る金額が変わります
 
出金時が入金時より円高なら、元本は割り込みます。
逆に円安ならさらに増やすことが可能です。
 
目標を達成しやすいのは外貨かもしれません
定額部分は外国債権なので、米ドルなら定額でも3%くらいの運用です(日本では0.25%)
定額部分でも増やすことが可能なので目標達成しやすいですし、大きく円安に振れればそれだけで、目標達成することもあります。
 
変額部分は分散投資をします。国内、海外、業種、会社を細分化してファンド化するので、大きな経済不安(サブプライムのような)がない限り大きく下げることはないと思います。

 
 
いつでも、元本が保証されているわけではないのでご注意が必要ですが、今の日本では、多少リスクをとらないとお金を増やすことができないのも事実です。
 
この商品は、郵便局専門の商品ですので、同じような保険をお考えの方、お金の預け先がなくなんとなく、銀行に預けている方はこのような保険も考えてもいいかもしれませんね。
 
今回も読んで頂きありがとうございました。